こんにちは。スクールコネクト代表講師の下山です。
前回の記事では、「図形」の勉強方法について解説しました。

この記事では、ニガテな生徒さんが多い「合同・相似」の勉強方法について説明します。
合同・相似の勉強方法とは?
先ほど「合同・相似」の分野は苦手な生徒さんが多いと述べました。
それには理由があります。なぜなら、「初めて証明問題が出てくるから」です。
「合同・相似」の分野では、数学で最も大事だともいえる証明の問題が登場します。
計算問題とは異なる、国語的な解答方法に戸惑う生徒さんが結構いるのです。
また、
ですから、計算問題のように何度も繰り返して解いて慣れるという方法はあまりおススメできません。
では、どのように対策していけばよいのでしょうか?
私のオススメの勉強のやり方は
- 「平行と角」などの図形の基礎知識をおさえる
- 合同条件3つ、相似条件3つをしっかり覚える
- 問題を解く
の3ステップです。
では、それぞれのステップについて解説していきますね。
「平行と角」などの図形の基礎知識をおさえる
まず初めに、「合同・相似」の分野は図形の基礎知識がないと解くことはできません。
ですから、図形の基礎知識をしっかり押さえましょう。
図形の問題の勉強方法はこちらで紹介しています。

合同条件3つ、相似条件3つをしっかり覚える
図形の基礎をしっかり押さえたら、いよいよ「合同・相似」の分野の勉強をしていきます。
まず勉強するべきなのは、「合同条件」「相似条件」をしっかり覚えること。
証明問題を解くときに必須の知識なので必ず覚えましょう。
問題を解く
最後に、問題演習をしましょう。
ここまでの勉強がしっかりできていれば、問題を解くことはさほど難しくないはずです。
逆に、「難しすぎる」と感じたら少し戻って図形の問題や合同・相似をしっかりチェックしましょう。
次にオススメの参考書を紹介していきますね。
おススメの参考書
では、次に東大生おススメの「合同・相似」の参考書を紹介していきます。
東大生がおススメする中学図形の問題集1冊目は「中学数学 図形編 新装版 (パーフェクトコース問題集) 」です。
中学の数学のうち、図形の分野の問題だけがまとまっているので「図形の問題に重点的に取り組みたい!」というときに役立つ参考書です。
また、実際に公立高校の受験で出題された問題も掲載されているので、自分の実力を試す腕試しとしても活用できます。
2冊目に紹介するのは「わかるをつくる 中学数学 (パーフェクトコース参考書)」です。
この本は、簡単な問題から難しい問題まで様々な難易度の問題がたくさん収録されています。
「図形」の単元以外の問題もありますが、「図形」だけでもかなりの問題数があり解きごたえがあります。
また、今年(2020年)に新版が出ており、2021年から実施される中学新学習指導要領にも対応しています。
「たくさん問題を解きたい」という場合は、この「わかるをつくる 中学数学」を購入するのがおススメです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
中学数学のうち、証明で苦戦する人の多い「合同・相似」の分野の勉強方法はわかっていただけたでしょうか?
次回は、「関数」の勉強方法について解説していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
