こんにちは、東大2年の下山です。
私は以前【保存版】E判定から10ヶ月で東大現役合格した私がやったことをすべて教えるという記事のなかで、東大2次社会、特に世界史は教科書を読みこむべしと主張しました。
世界史の勉強と言えば、用語集の暗記や問題集を解きながら覚えるなどいろいろな手段がありますが、そのなかでも特に教科書の暗記が最も効率がいいです!
今回の記事ではその理由について述べていこうと思います!
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東大世界史は教科書を読みこむべき理由
では、どうして東大世界史では教科書をよみこむべきなのでしょうか?
一言で言えば、東大は教科書の範囲からしか問題を出題しないからです。
次の資料をご覧ください。
したがって,東京大学の入試問題は,どの問題であれ,高等学校できちんと学び,身につけた力をもってすれば,決してハードルの高いものではありません。期待する学生を選抜するために実施される本学の学部入学試験は,以下の三つの基本方針に支えられています。
第一に,試験問題の内容は,高等学校教育段階において達成を目指すものと軌を一にしています。
第二に,入学後の教養教育に十分に対応できる資質として,文系・理系にとらわれず幅広く学習し,国際的な広い視野と外国語によるコミュニケーション能力を備えていることを重視します。そのため,文科各類の受験者にも理系の基礎知識や能力を求め,理科各類の受験者にも文系の基礎知識や能力を求めるほか,いずれの科類の受験者についても,外国語の基礎的な能力を要求します。
第三に,知識を詰めこむことよりも,持っている知識を関連づけて解を導く能力の高さを重視します。
東京大学は,志望する皆さんが以上のことを念頭に,高等学校までの教育からできるだけ多くのことを,できるだけ深く学ぶよう期待します。
(東京大学のアドミッションポリシーより)
以上は東京大学のアドミッションポリシーから引用しました。
少々長いのですが、要は「高校までの範囲しか出さないよ」ということです。
当たり前といえば当たり前のことですが、上位私文では高校範囲を逸脱したような高度な知識を問われることがあります。
それと比べると、高校範囲までしか出題されない東大の入試問題は対策しやすいといえます。
また、数学や英語などの科目は教科書とは別に問題集などを解く必要がありますが、世界史は暗記がメインなのでそのような必要も薄いです。
さらに、教科書の記述を覚えることが試験対策にもつながるので一石二鳥です。
ここがどういう意味なのかをもう少し詳しく説明していきましょう!
東大世界史の特徴
東大世界史の出題形式は毎年固定です。また、試験時間はもうひとつの選択社会と合わせて150分です。
問題を大きく分けると大問3問になります。
- 長文記述
- 短文記述
- 短答
長文記述は600~800字程度で問題文の指示にそって、広い地域、時代のことがらにまたがって解答します。
短文記述は、20~100字程度である限定的な地域や用語などについて説明を求められることが多いです。
短答式では、基本的な用語の知識を問われます。
以上のような問題形式なのですが、結局難しい用語の知識を問われることはまずありません。
また、短答記述式では教科書の記述をうまく引っ張れば解答できる問題が多いのです。したがって、教科書を覚えることで最低限短文記述と短答問題の対策が可能なのです!
さらに、長文記述も教科書の複数個所をつなぎ合わせるといい感じの解答になることが多いです。
よって、東大の世界史は教科書を暗記することで対策可能なのです!
東大の世界史は教科書をやりこむことで攻略可能
まとめ
いかがでしたでしょうか?
東大の世界史は教科書を暗記することで対策できることがわかっていただけたでしょうか?
東大の問題もすべてが難しいというわけでなく、簡単な問題もあります。
そういう問題から探して対策していくのが、東大受験突破の鍵になると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!